今週の為替市場(01.03)

毎週土日に一週間を振り返り、為替市場を考察しています。

 

このブログは僕がFXトレードを行うために収集した知識です。

 

いつ、どのような出来事で市場が変化していったのか、記録をつけて振り返っています。

 

FXは世界規模のマクロ経済を把握することが必要です。

逆に言えば、FXを勉強することで結果的に世界の経済状況や株式市場も把握できるようになります。

 

株式投資、FXの代表的な金融商品の取引に参考なればと思います。

 

 

PICK UP WEEK(2021.12.27 ~ 2021.12.31)

 

目次

 

 

ドル

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米国ではオミクロン株が流行しており、新規感染者数が過去最高を更新しました。

しかしながら、重症例が少ないことから市場は楽観ムードで経過しています。

S&P500、NYダウが史上最高値を更新する週となり、リスクオンの動向です。

ドルへの影響は以下のとおりです。

↓下向き①ドルから株式市場に流れる動き

→停滞②金融政策が遅れている円の売り

→停滞③年末・1/7米雇用統計を控えた動き

年末が週末となったことから、本格的な取引は年明けに持ち越されていると思われます。FRBは利上げ方向に舵取りを進めているため、1/7の雇用統計の指標がオミクロン株や株式市場の動向を左右するものと見られ、ドルレートに影響すると考えます。

 

 

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12月当初から下り坂が続いています。米国、EUと比較して金融政策の遅れが通貨安をもたらしています。

日銀は12/17に金融政策決定会合を開き、大手企業に対しての資金支援は2022年3月で終了するが、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度に操作する大規模な金融緩和策は継続することを表明しました。世界と比較して経済状態の悪いことが顕著で、市場も円売りを続けている状況です。

円への影響は以下のとおりです。

↓下向き①世界と比較した金融政策の遅れ

↓下向き②12月当初から継続する日経225、TOPIX等の株高

 

 

ユーロ

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ユーロは12月当初から停滞したレートになっています。

EUではオミクロン株が流行しており、何度もロックダウンしていたEUでは経済への打撃が恐れられています。ECBは欧州圏のインフレによりPEPP購入停止で政策を進めています。しかし感染再拡大となれば、PEPPの購入も予感され、方向性を失っています。

ユーロへの影響は以下のとおりです。

↓下向き①感染拡大懸念の取引控え

→停滞②年末にかけて目立った材料がない

↑上向き③米国感染拡大によるドル売り

 

今週は米国雇用統計以外にもドイツ、フランス、ユーロ圏のCPI速報値が発表され、一時的にユーロが振れる材料となる可能性があり、強い数字が出れば1か月揉み合ったユーロが買われるケースも想定されます。米雇用統計と合わせて確認しておく必要があります。