今週の為替相場考察(10.23)
毎週末一週間を振り返り、為替相場を考察しています。
FXの世界では事実に基づく考察が成長の近道になると考えています。
僕自身の今後のトレード戦略を立てる基となり、記録をつけるブログですが、読んでくださる方のトレードの手助けになるよう書いていきます。
PICK UP WEEK(2021.10.18 ~ 2021.10.22)
目次
ドル/円
今週は揉み合う展開になっています。
米国のインフレ上昇につられた10年債利回りの上昇に伴い、ドル買い傾向にあります。
しかしながら株式市場でもS&P500が高値更新するなど活発な状況にあり、ドルレートの方向性に欠けています。
そんな中、10/20にかけては世界的なインフレ上昇により114.70円まで上昇しました。
しかし短期筋の利益確定やロスカットに伴う下落、米国株式市場の高進で週末にかけては113.40円まで下落しています。
ユーロ/ドル
ユーロ/ドルも揉みあい相場になっています。
週当初は過度なインフレ警戒と米国株式市場の高進によってドル売り・ユーロ買いの傾向が見られましたが、これもすぐに一服して1.1640付近を停滞しています。
インフレを警戒する短期筋の利益確定と世界的なインフレでの長期金利上昇で揺れる相場展開になっており、週末まで方向感を失っていました。
ユーロ/円
ユーロ/円は売り買いの交錯する相場展開です。
前半は過度なインフレ警戒と米国株式市場の高進によってドル売り・ユーロ買いが行われ、10/20にかけて133.50円に到達しました。
しかし後半は対照的に短期筋の利益確定売りや米国株式市場の活発化によるリスクオンの円売りの展開になりました。週末にかけて132.00円まで下落しています。
まとめ
今週は世界的なインフレがもたらす長期金利の上昇と米国での11月、12月テーパリング開始を織り込んだ短期筋の決済が入り混じっていました。さらに米国株式市場ではS&P500が高値更新するなど活況を呈しています。様々な思惑が為替市場を惑わし、方向性を定めづらい状況にあります。現時点では無理ないトレードを心がけるべきかなと感じています。