今週の相場感と今後のシナリオ(12.19)

毎週末に一週間の振り返りを記事しています。

FXの世界では事実に基づく考察が成長の近道になると考えています。

今後のトレード戦略の礎となるデータベースをこのブログを通して得ていただければと思います。

 

 

目次

 

 

ドル/円

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12/14-12/18

今週もドル安の流れが継続しています。リスクオンによるドル安ムードとFOMCから経済状況が充分に改善するまではゼロ金利を継続するとの発表が報じられ、一層の圧力をかけています。なお、日本ではGoTo停止の決定がなされ、デフレ懸念を感じれ、実質金利上昇に伴い、円高傾向にあると言えます。

ドル/円では、ワクチン期待の米国株高→ドル売りおよび、リスク警戒の円買いが大きなトレンドを作っていると言えます。

 

 

ユーロ/ドル

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12/14-12/18

上昇トレンドで続伸しています。

ドル安が主な要因で、欧米株の上昇を背景としたリスク選好とFOMCによる金融緩和の長期化が背景となっています。11月から続くドル安トレンドが継続している状況にあると言えます。

また、ユーロ圏では英国との貿易交渉について合意なき離脱がほぼ現実化するなか、交渉を継続することで合意されており、市場は好感をもってユーロ買いも起きている。

なおも、今後はドル安の継続と貿易交渉が主な焦点になっていくと思われる。

 

 

ユーロ/円

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12/14-12/18

ユーロ/円は英EUの貿易交渉と日本のデフレ観測によってトレンド形成が待たれる状況になっている。

貿易交渉は前述のとおり、依然として未解決な問題はあるが、合意への狭い道が残されているとしており、合意なき離脱回避に向けて市場は前向きにポンド買い、ユーロ買いを見せた。

対して日本ではGoTo停止や新型コロナウイルスの感染拡大により、買い控えのデフレ警戒が強くなっていきている。実質金利上昇を予感させ、円高傾向にある。

方向性が乏しいなか、やはり米国経済の金融政策による影響に焦点をあてておく必要があるだろう。

 

 

 

結論

今週もドル安継続となりました。

なおFOMCによる金融政策により、ゼロ金利の長期化やさらなる緩和姿勢も見えたことからリスクオン選好が感じられます。

ユーロ圏では貿易交渉が大詰めになってきており、もし合意となればユーロ高値更新となってくるが、可能性は薄い状況。これらのトピックスにも目を配りたいところです。