ドル円の相場観

日本人が多く取引をしている通貨ペアはドル/円であると言われています。

そういう僕もまずはドル/円からトレードを開始しました。

 

経済力世界1であるアメリカの通貨ドルを絡めており、FXをやっていくうえで度外視できない通貨ペアであると思います。

 

今回は僕が考えるドル/円の相場観を書きます。

 

目次

 

週足考察

週足レベルで三角持ち合いになっています。

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2015年から値幅は収束しており、ボラティリティを確保すことは難しいでしょう。

しかし、一定の相場は長く続きません。テクニカル的にいつかは三角持ち合いをブレイクして大きなトレンドを形成していく可能性があります。

三角持ち合いの収束点は2020-21年と見られます。間近にブレイクの可能性を秘めているだけに今年末にかけてアメリカと日本の経済動向に注目していきたいところです。

 

現在の見立てとしては、上昇トレンドが可能性として優勢と考えます。やはりアメリカの経済力はすごいです。日本人や安定資産として円を保有していた海外の投資家もドルに換金する流れはほぼ間違いないだろうと思います。インデックス指数をみてもドル建てする商品が有力で、アメリカの経済成長を見込んでドル買いが進む傾向にあります。

 

しかし、下落する可能性も否めません。新型コロナウイルスの影響です。アメリカでは感染第2波が大きくなってきており、再度ロックダウンする可能性があります。対して日本は他の先進国に比べて新型コロナウイルスの感染者増加率は低く、経済的にも堅実な模様が世界中に認知されています。元々リスクオフ時の通貨としても知られており、世界的に悲壮感が漂えば、円買いの傾向が高まる可能性もあります。

 

 

 

 

 

4時間足考察

4時間足を見ていきます。

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6月中旬から上昇チャネルを形成しています。

現在のスイングトレードデイトレードはこのチャネルを参考にすると良いです。

一度6/23に週足の三角持ち合い下限にタッチし、そこからこのチャネルをサポートレジスタンスとして機能させてきました。同時に200日平均線がチャネル内を停滞しており、為替レートがこの200平均線に沿って揉みあいになる状況も見て取れます。

現在は平行チャネルの下限に達しており、ここから数日は上昇傾向になると思われます。そこから200日平均線付近で一旦レンジを形成し、上抜けするのかが注目のポイントです。

また、この平行チャネルは上限まで到達すると週足の三角持ち合いを上抜ける形になるため、この平行チャネルが今後のブレイクの起点になるのかもしれません。

 

 

 

 

結論

総括すると、ドル/円はボラティリティの少ない通貨ペアになっていると言えます。

世界的に見てもドル、円どちらもリスクオフ時に買われる通貨なので、基本的には同じ方向に向きます。しかし、上記のとおりテクニカル的に今年は三角持ち合い抜けに注目が集まるので、今後のファンダメンタルズ次第で大きな値動きが予想されます。

新型コロナウイルス第2波による経済ストップに懸念はありますが、長期的にみればトレードしがいのある通貨ペアになると見込んでいます。