根拠なきトレードに勝ちはない

みなさんは空いた時間にチャートを見始めて、「なんとなく上昇するかも」と安易にポジションを持ってしまうことはないでしょうか。

私はよくあるんですよね。

上に行きそうだからエントリーしたとか、下に行きそうだからエントリーしたとか雰囲気でトレードをすると負けることが多いと実感しています。

 

こうならないためには過去検証をして今後のシナリオを想定しておく。これが非常に大事になると思っています。

今回は私がトレードをする上で大事にしていることを記事にしたいと思います。

 

目次

 

 

 

ピボットライン

ピボットとは前日もしくは前週の高値、安値、終値を用いて計算されているインジケータです。チャート上に当日のレジスタンスラインとサポートラインを表示してくれます。

強さは3段階あり、R3(S3)まで到達すればかなり強い買い(売り)圧力になると捉えることができます。

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そして特徴的なのは、計算式が全トレーダー共通であるということです。

移動平均線MACDでは期間設定をする必要がありますが、ピボットはどのトレーダーでも同じラインを見ることになります。

欧米では多く使われているインジケータなので、ピボットラインは意識されるラインとして、トレード根拠に使えます。

 

 

フィボナッチ・リトレースメント

高値と安値の値幅にフィボナッチ比率をかけて、どこがレジスタンスかサポートになるか判断する分析方法です。

23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、78.6%のラインが引け、この位置に近づくと為替レートが揉みあいます。フィボナッチ・リトレースメントはあらゆるチャート分析ツールにも組み込まれている一般的な分析ツールであるため、かなりのトレーダーがこの位置を意識していると捉えて良いです。

 

 

 

分析方法

上記の二つに加えて、水平線ラインやトレンドラインを組み合わせることでラインが一致する値が出てきます。一致するということは、両方とも意識しているトレーダーばかりか、どちらか片方を使っているトレーダーもチェックするポイントになると思います。

参考例を挙げます。

 

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ユーロ/ドルの4時間足のチャートです。

インジケータでピボットを週足と日足で表示させています。

そして直近の最安値から更新高値までをフィボナッチ・リトレースメントで結びました。

1.09000付近で3本のラインが重なる地点が出来ました。

ピボットの週足R1、日足S1、フィボナッチ50%のラインが集まっています。

値動きを見てもこの地点で揉みあい、その後反発していることが分かります。

 

結論

これらのラインが重なるケースがいかに意識され、トレード根拠になることをお分かりいただけたでしょうか。この地点でエントリーやエグジットをしていくと勝てる確率は高くなるでしょう。

 

私はこの方法を見つけてようやく無駄なポジション保有が減りました。

FXは値動きの予想が困難です。それならば確率の高まるポイントを見つけてトレードをしていくしかありません。意識されるポイントを異なる視点から複数検証して、根拠性の高いトレードを心掛けましょう。