FXで勝つには人の心理を読め!

 このブログまで辿り着いた方はすでにご存じでしょうが、「FX」とは外国為替取引です。

FXを初めて間もない方は、勝つためにテクニカル分析ファンダメンタル分析を勉強して勝つ方法を見つけよう!としていると思います。私もまだその一人です。

ただ、これらの分析を用いること自体、必須であると断言できますが、FXの為替レートがどのように動いているのかを知っておかなければ本質を掴めたとは言わないでしょう。

おそらく私が本質だと捉えていることこそが心理を読むことです。

 

今回の記事では心理を読む必要性を説明していきます。

 

 

自国の通貨を外国の通貨に交換するわけですが、もしドルと交換したいときに1ドルは日本円で110円だったとします。この時にドルを買いたい!という人が多ければ、ドルの価値が上がり、日本円で110円より多めに111円を出さないと1ドルと交換できなくなります。

(ドル高、円安の傾向)

反対にドルを日本円に売りたい!という人が多ければ今度は日本円の価値が上がっていき、1ドルを売っても110円を下回って109円で売ることになってしまった。

(ドル安、円高の傾向)

このように円高、円安といった為替相場は、需要と供給によって決まります。円が欲しいという人が多くなれば、円高となり、円を売りたいという人が増えれば円安となります。

 

つまり、投資家やトレーダーの心理を基に為替レートが変動しているのです。

FXで勝つには、この心理を読むことで今後の動向を探ることができます。

 

 

最近の動向を見ていきましょう。

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今なお終息の見通しがつかない新型コロナウイルス(COVID-19)ですが、この影響でドル/円の為替相場で急落する事象が見られました。ドル円のチャートからみて、大きな動きは2月20日あたりからといえます。ドル/円は2月20日で112円台まで上昇していました。ここからドル/円は大きく下落しました。

 

新型コロナウイルスは感染者が急増し、25日には米国の疾病対策センター(CDC)が国民に対し、米国内での新型コロナウイルス流行に備えるよう注意喚起を行っています。新型コロナウイルスが米国でも広がるとの懸念が強まったことで、株式市場の下げピッチを早めさせ、ドル円も同様に下落し一時110円割れとなりました。

FRBは緊急のFOMCを開き、政策金利を0.5%引き下げると発表しましたが、新型コロナウイルスは金融緩和の対策では感染拡大は抑えられないと認識され、ドル/円は上昇しませんでした。

その後も米国内での新型コロナウイルスの感染者が増加し、下落が続いていきます。

 

 

 

長々と書きましたがここで伝えたかったことは、米国の心理によって為替レートが下がっていることです。新型コロナウイルスによって米国の経済が回らないと認識され、ドルをリスク回避するために世界中の投資家やトレーダーがドルを売りに走ったと言えます。

 

 

いかがだったでしょう。相場には人の心理というものが色濃く反映されます。

発端はテクニカル分析やファンダメンタルズ分析になるのですが、実際に相場に現れるのは人の心理の結果です。

 

特にネガティブシンキングは顕著です。ファンダメンタルズ分析の良くないものが発表されると投資家たちは不安を募り、つられて動きの大きい相場になりやすいです。

今回のコロナショックはこの影響が大きいでしょう。

新型コロナウイルスの終息が見えない今、ネガティブシンキングによって今まで影響の少なかった事象でさえも即座に反応してしまうような敏感な為替相場状態だと言えます。

 

対抗ワクチンが発表されれば、それはすごい変動が起きることでしょうね。

世間は暗いムードですが、ポジティブにワクチンの情報を早めに仕入れておいて、高ボラティリティを獲得しましょう!!